
HISPECの概要
一般社団法人HISPECは、宇宙関連産業の振興を目指し2025年12月に設立された団体です。ロケットや衛星の開発だけでなく、衛星データや宇宙技術の利用までを一体的に捉えて活動をしております。
宇宙関連産業の振興のため、国内外の大学、研究機関、企業、行政機関、金融機関などの「産学官金」が連携し、技術、人材、資金、利用者のニーズが循環する宇宙産業エコシステムの形成を推進します。
従来の宇宙開発では、衛星や観測機器などの技術開発が先行し、利用者が必要とする観測頻度、精度、データ、サービスが十分に反映されない場合がありました。
HISPECは、農林水産業、防災、環境、科学などの現場が抱える課題を起点として、利用者のニーズを衛星、センサー、データ解析、サービスの設計へ結び付けることを重視しています。
参加される会員の皆さまには、単なる情報収集や意見交換にとどまらず、本格的な事業協力の枠組みを主体的に作り出すという意識で取り組んでいただくことを期待しております。
事業の内容ごとにタスクフォースを作り、事業の実現を目指した組織作りを進めてまいります。
主な事業
宇宙開発利用に関する研究開発・調査研究
宇宙開発利用に関する研究開発、標準化、調査研究及び利用の推進に取り組みます。
衛星、観測機器、リモートセンシング、通信、AI、データ解析などの技術を組み合わせ、社会や産業の課題解決につながる技術とサービスの創出を目指します。
利用者のニーズと技術の結合
農林水産業、防災、環境、科学などの分野における利用者と、大学、研究機関、衛星関連企業、IT企業などを結び付けます。
セミナー、交流会、相談窓口などを通じて、単なる技術紹介にとどまらず、共同研究、実証、事業化につながる実効的な連携を推進します。
また、特許、知的財産、研究成果、技術シーズを活用し、会員や関係機関の間で新たなプロジェクトを生み出す機会を提供します。
事業化・産業化の支援
宇宙開発利用に関する技術や研究成果の事業化、国際展開及び国際競争力の向上を支援します。
これまで宇宙産業と直接関係がなかった企業や団体も対象として、既存事業への衛星データの導入、新たなサービスの開発、スタートアップの創出などを支援します。
また、国内外の投資家や企業と、宇宙ビジネスに取り組む企業を結び付け、宇宙産業における新たな資金の流れを生み出すことを目指します。
人材育成・新規参入支援
宇宙開発利用に関する普及啓発と人材育成を行い、大学、研究機関、企業などを支援します。
大学のキャリアセンター、スタートアップ支援制度、インターン制度などと連携し、宇宙産業を担う人材の育成と発掘を進めます。
スタートアップや新規参入企業に対しては、衛星の開発、運用、観測、データ利用などの現場を知る機会を提供します。
国際協力・国際展開
海外の宇宙機関、大学、研究機関、企業などとの国際協力を推進します。
衛星の開発、運用及び利用に関する教育、共同研究、技術交流などを通じて、地球規模の課題解決と国際的な宇宙利用の拡大に貢献します。
また、海外の宇宙機関、大学、企業による北海道への活動拠点やブランチオフィスの設置を支援するなど、北海道を宇宙開発利用の国際的な拠点とするための活動を進めます。
北海道を活用した宇宙産業エコシステムの形成
北海道が持つ農場、森林、河川、海洋などの広大なフィールドを、衛星データや先端技術の研究・実証の場として活用します。
衛星・ロケット開発、IT、AI、半導体、農林水産業などの連携を進め、北海道から国内外へ新たな宇宙ビジネスを展開することを目指します。